このような疑問を解決します。
記事の内容・レポートでは2つを意識する
・レポートの構成【例文紹介】
・レポートに適切なテーマ例
・参考・引用文献リストの書き方
・レポートを書く際の注意点は1つ
・レポート関連のよくある質問5選
この記事を書いている僕は現役の大学3回生です。大学でレポート執筆に特化した授業を受けてから、高評価が安定するようになりました。
それまでは何をどう書けばいいのか悩んでいた僕ですが、ポイントさえ押さえればレポートがぐんと書きやすくなり、評価も自然と上がることを実感しています。
この記事では、僕の経験をもとに、レポート課題に取り組む際の注意点や、高評価を得るためのコツをお伝えします。
大学生活ではレポートがつきものですが、この記事を読むことで、きっと「苦手」から「得意」に意識が変わるはずです。
どこよりも分かりやすくまとめているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
ではいきましょうd(˙꒳˙* )
レポートでは2つを意識する
まずは、レポートを書く上で「意識すること」を紹介します。
レポートでは2つを意識する- 事実に基づいた文章を書く
- 主張→根拠→論拠→主張
では、順に説明していきますねd(˙꒳˙* )
その①:事実に基づいた文章を書く
レポートでは、客観的な事実に基づいて、自分の意見を主張することが大切です。
たとえば「スマホの使用時間を減らすべきだ」と主張する場合、以下のような事実を提示することで説得力が増します。
1日3時間以上のスマホ使用は、睡眠の質を低下させる
過度な使用は、集中力の低下やストレスの増加を引き起こす
だから、スマホの使用時間を減らすべきだ。
もし事実に基づかずに「スマホの使用時間を減らすべきだ」と述べるだけでは、説得力に欠け、読み手の心には響きにくくなります。
その②:主張→根拠→論拠→再主張
もう一つ意識するのは、以下の流れです。
とはいえ、こんなの見せられただけじゃ「ナニコレ?」的な感じだと思うので、具体例とセットで解説をしますね。
文章の流れ主張
痩せるために毎日5分の運動をすべきだ。なぜなら〇〇だから。
根拠
■■(20☓☓)によると、1日5分の運動は肥満の改善に良いという。
論拠
つまり、毎日5分の運動を続けることは、痩せるために効果的といえる。
再主張
したがって、痩せるためには、毎日5分の運動習慣を作ることが必要だ。
こんな感じです。
ここで、少し聞き慣れない言葉として「論拠」が出てきますよね。
論拠とは、根拠をもとに「どの部分が重要か」「自分がどう解釈したか」を噛み砕いて説明する部分です。
- 事実に基づいた文章を書く
- 主張→根拠→論拠→再主張
上記を意識するだけで、文章力が跳ね上がるので前提として抑えておきましょう。
レポートの構成【例文紹介】
次に、レポートを書く際に役立つ「例文」を紹介します。
簡単にコピペして、自分の意見を当てはめれば、レポート執筆がスムーズに進みますよd(˙꒳˙* )
レポート例文①:序論
まずは、序論のテンプレートです。
①2016年以降、〇〇が問題となっている。〇〇については、■■(20XX)によって〇〇が明らかになっている。②しかし、▲▲(20XX)は、この問題について〇〇と指摘している。③そこで本レポートでは、〇〇について、〇〇を考察する。具体的には、1.〇〇、2.〇〇、3.〇〇の観点から検討する。
序論では以下のポイントを押さえてください。
- テーマに関する現状・背景を述べる
- 問題点を指摘する
- 目的(全体の主張)と論の展開を示す
これらを意識すれば、教授からの高評価を狙いやすいです。
序論の例文①2016年以降、気候変動が問題となっている。気候変動については、OPA(2018)によって温暖化が進行していることが明らかとなっている。②しかし、一方で地球温暖化は、環境省(2020)が指摘するところによれば、単なる気象変動の一環である可能性もある。③そこで本レポートでは、気候変動について、その影響を考察する。具体的には、1.気温上昇の影響、2.極端な気象現象、3.海面上昇の観点から検討する。
序論はレポート全体の約2割、2,000字レポートの場合は約400字を目安に書きます。
レポート例文②:本論
次に、本論のテンプレートです。
①〇〇である。②■■(20XX)によると、〇〇が明らかになっている。▲▲(20XX)は、〇〇と述べている。③つまり、〇〇といえる。④よって、〇〇である。
本論を書く際には次のポイントを意識しましょう。
- 段落の主張
- 根拠
- 論拠
- 再主張
本論はレポートの約6割、1,200字ほどを意識して書きます。
例としては以下のようになります。
本論の例文【気温上昇の影響】
①気温上昇の影響に関して、作物の収穫量が減少している。②FAO(2021)によると、気温上昇により農業生産が減少し、特に乾燥地域では食料不足が懸念されている。③つまり、気温上昇は世界中で食料問題を引き起こしており、これに対する適切な対策が求められている。よって、〇〇が必要だ。
レポート例文③:結論
結論のテンプレートは以下の通りです。
①以上のように、〇〇を取り上げ、〇〇について検討した。②その結果、〇〇が明らかとなった。③しかし、〇〇については明らかにできなかった。▲▲(19XX)は〇〇と述べており、今後は、〇〇について検討する必要がある。
結論では以下を意識しましょう。
- 本論の要点を整理する
- 結論を提示する
- 残された課題を述べる
結論はレポートの約2割、400字ほどを目安にします。
特に、残された課題を述べることが評価されるポイントです。
なぜなら、多くの学生はこれを省略するので、ここを意識することで教授に「しっかり調べて書いている」という印象を与えることができるからですね。
レポートに適切なテーマ例
この5つを意識すればOKです
レポートを書く際は、次の5つのポイントを意識すればOKです。
レポートに適切なテーマ例具体的なテーマ
答えがあるテーマ
先行研究があるテーマ
議論する価値があるテーマ
これらのポイントを意識することで、テーマ選びで迷わず、行き詰まることなくスラスラと書き進められるはずです。
さらに、テーマを『なぜ〜なのか』という疑問形にすることで、レポートの目的が明確になり、論の展開がしやすくなります。
これにより、読み手にも分かりやすいレポートが仕上がりますよ。
参考・引用文献リストの書き方
参考文献リストのテンプレ【APA方式】
著者名(発行年)『本の名前』出版社
論文の場合
著者名(発行年)「論文やサイトの題名」『掲載媒体名』巻,号,p.00-00
URL(閲覧日:0000/00/00)
新聞の場合
新聞紙名(発行日:0000.00.00)「記事タイトル」p.00,データベース名
URL(閲覧日:0000/00/00)
ウェブサイトの場合
サイト名(発行年)「サイトの題名」
URL(閲覧日:0000/00/00)
※発行年が不明の場合は、n.d.(no date)を使用しましょう。
ネット上の情報は容易に書き換え可能なため、信頼性が低いことがあります。そのため、できる限り「書籍」や「論文」を参考にする方が安心です。
レポートを書く際の注意点は1つ
結論として、レポートを書く上で最も注意すべき点は「剽窃」です。
以下で詳しく説明していきますねd(˙꒳˙* )
注意点①:剽窃とは?
「剽窃」とは、他人が考えた文章やアイデアを、自分のものとして使用する行為を指します。
簡単に言えば、他人のアイデアや表現を許可なく盗むことです。
注意点②:剽窃の危険性
剽窃を行うと、以下のような厳しい処罰を受ける可能性があります。
剽窃の危険性学期の単位取り消し
学期で取得した単位を取り消されれば、必然的に留年になります(ˉ ˘ ˉ; )
実際、有名大学の教授が剽窃により解雇された事例もあります。
注意点③:具体的な剽窃の防ぎ方
剽窃を防ぐためには、「自分の意見」と「客観的な事実」をしっかりと区別することが大切です。
その際、参考にした文献の情報を明確に示すことで、読み手がその文献を特定できるようにしましょう。
※先ほど、参考文献リストのテンプレで説明したような情報ですね。
レポート関連のよくある質問5選
質問①:レポート執筆のコツ
結論:読書が最強です。レポートは「自分の知識を文章に反映するもの」なので、普段から本を読んでいる人はかなり有利です。
本にはプロのライターや研究者が書いた読みやすく説得力のある文章が詰まっており、それを読むことで自然と文章力が向上するからですね。
また、参考文献として使える本を多く読んでおくことで、レポート執筆時に根拠となる資料を探す手間も省けます。
なお、Kindle Unlimitedなら30日間無料で本が読み放題なので、気になる方はぜひ試してみてください。
質問②:独自性は必要なのか?
正直、大学の学部生にオリジナリティは求められていません。
4年間の学習だけで学術的に優れたレポートを書くのは難しく、教授もその点を理解しています。
重要なのは、事実に基づいて論理的に自分の意見を述べることです。自分の考えをまとめ、しっかりと文章に表現することが評価の対象になります。
質問③:引用の種類について
レポートには、直接引用と間接引用の2種類があります。
「直接引用」と「間接引用」の違い直接引用:他人の文章をそのまま引用することです。たとえば、「■■は『〇〇』と述べている。」と「」で囲んでそのままの文章を使います。
間接引用:他人のアイデアや主張を自分の言葉で解釈し直して書くことです。「■■によると、〇〇が明らかになっている。」と、自分の言葉で説明します
どちらの場合も、必ず出典を明示して、著者や発行年などの情報を記載する必要があります。これを怠ると剽窃とみなされるリスクがあるため、注意しましょう。
質問④:参考と引用の違いは?
「参考」と「引用」は、似ていますが重要な違いがあります。
「参考」と「引用」の違い参考:自分の文章の根拠となる情報として使った場合。参考にした内容を自分なりにまとめて記述します。
引用:他人の文章やアイデアをそのまま、または自分なりに解釈して使用する場合。引用は直接引用や間接引用として、文章の中に明示的に取り込まれます。
質問⑤:レポートにおすすめの本
完全保存版(高評価を取るきっかけ)
報告型と論証型レポートの違いを理解できる
読みやすく、説得力のある文章の書き方が習得できる
論文のアウトライン作りの方法が丁寧に解説されている
実際、この記事も『論文の教室』を参考にして書かれています。この本を読むことで、レポート執筆に必要な基礎が身につき、卒業論文の準備にも役立つでしょう。
まとめ:レポートは大学生活を豊かにする
最後までご覧いただきありがとうございましたm(_ _)m
この記事では、レポート作成における不安を解消するための具体的な解決策を徹底的に解説しました。
レポートの基本的な書き方や、執筆時のコツ、剽窃を防ぐ方法、引用の使い方など、すぐに実践できる内容を網羅しています。
レポート執筆に慣れることで、学業とプライベートのバランスが取れるようになり、遊びやアルバイトの時間も確保できるようになります。
この記事が、皆さんのレポート作成時の「参考書」や「辞書」として役立つことを願っています。
今回は以上です。
ありがとうございました!