このような疑問を解決します。
記事の内容・英検準1級の基本情報
・英検準1級一次試験の勉強法
・英検準1級二次試験の勉強法
・英検準1級でよくある質問5選
この記事を書いている僕は現役の大学生で、大学2年生の2月に英検準1級に合格しました。その後、TOEICでは785点を取得し、短期留学も経験しました。この経験をもとに、実践的な学習法やコツをお伝えします。
英検準1級は、多くの人が「難しい」と感じる壁のひとつです。
英検2級と比べて語彙やライティングの難易度が一気に上がり、途中で挫折してしまう方も少なくありません。
僕自身も最初はその壁にぶつかり、何度も悩みながら試行錯誤しました。それでも、効率的な勉強法を取り入れることで、無事に合格することができました。
この記事では、英検準1級に挑戦する方が効率よく学習を進め、合格を目指せるよう、僕の実体験をもとにした具体的な勉強ステップや教材の活用法をお伝えします。
特に、大学生や社会人の忙しい生活の中でも無理なく続けられる方法を中心に解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ではいきましょうd(˙꒳˙* )
英検準1級の基本情報
英検準1級は、英語資格の中でも大学中級程度のレベルとされ、高度な英語コミュニケーション能力を証明できる資格です。
この資格を取得することで、就職や進学だけでなく、国際的なビジネスや学術の場で活躍するための大きな武器となります。
「英語力をさらに高めたい」「英語を使ったキャリアを目指したい」と考えている方にとって、英検準1級はぜひ挑戦しておきたい目標と言えるでしょう。
英検準1級の基本情報
英検準1級の試験概要 | |
試験日程(個人申込) | 一次試験:6月上旬頃/10月上旬頃/1月下旬頃 二次試験:7月中旬頃/11月中旬頃/3月中旬頃 ※「英検S-CBT」は原則毎週土曜日に実施 |
受験料(税込) | 10,500円 ※S-CBTの場合は10,600円(2024年4月1日申込分から) |
試験時間 | 一次試験:筆記(90分)/リスニング(30分) 二次試験:英語での面接(約8分) |
レベル | 大学中級程度 |
出題形式 | リーディング:短文・長文問題、内容一致 ライティング:英文要約、英作文 リスニング:会話内容の一致選択、専門的 スピーキング:4コマ漫画描写、質疑応答 |
合格基準点 | 一次試験:1,792点/2,250点(約79%) 二次試験:512点/750点(約68%) |
合格率 | 約15% |
「大学中級程度」と言われても、具体的なイメージが湧かないかもしれません。
実際には、英検準1級を取得できる大学生は少数派であり、この資格を持っていると、他の英語力を示す指標と比べても高い評価を得られます。ざっくり言えば、TOEIC700点~800点を余裕で取れる英語力が求められると考えてください。
また、英検はリーディングやリスニングだけでなく、ライティングやスピーキングも含まれるため、総合的な英語力を鍛える必要があります。
英検準1級を取得するメリット
その①:就職や進学におけるアピール
英語資格の中で、就活においてはTOEICが評価されやすい傾向があります。これは、TOEICがビジネス寄りの内容を扱っているため、「この人は仕事で使える英語力を有している」という証明になりやすいからです。
一方で、TOEICにはスピーキングが含まれていないため、「実際に話せるかどうか」は評価されにくいという課題もあります。それに対して、英検準1級はライティングやスピーキングの試験があり、自分の意見をアウトプットする力が求められます。
この点で、実用的な英語力を評価するには英検の方が適しているのではないかと個人的には思います。
その➁:留学や資格試験での活用
僕自身も英検準1級を取得してから、留学できる選択肢が一気に広がりました。たとえば、留学先の選択肢や語学力証明として英検準1級を活用できる場面が増えます。
もちろん、留学のためにはIELTSやTOEFLなどの試験が必要になることが多いですが、英検準1級はそれらの試験に挑戦するための土台や登竜門として役立ちます。
英検準1級を取得していることで、大学の留学相談でも「交換留学を目指せるレベルだよ」と言われた経験がありました。これは、自分の英語力に自信を持つきっかけにもなりましたね。
英検準1級一次試験の勉強法
ここでは、僕が英検準1級を取得する際に、実際に一次試験対策として取り組んでいた具体的で効果的な勉強法をご紹介しますね。
セクション別攻略法:リーディング
英検準1級のリーディングセクションは、以下の3つの形式で構成されています。
リーディングの形式- 短文の語句補充問題
- 長文の語句補充問題
- 長文の内容一致選択問題
では、順に説明していきますねd(˙꒳˙* )
短文の語句補充問題:単語力が勝負
短文の語句補充問題は、完全に単語ゲーです。このセクションを攻略するためには、語彙力を高めることが最優先になります。
たとえば、次のような問題が出題されます。
ここでおすすめなのが、『パス単 準1級』を使った対策です。パス単は、単語の意味だけでなく文脈を理解するための例文が豊富に掲載されており、短文問題対策には最適な教材です。
例文も一緒に覚えるのがおすすめ長文の語句補充問題:速読力を鍛える
長文の語句補充問題は、単語の意味だけでなく文脈をつかむ力が試されるセクションです。正解が文中に隠れていることが多いので、適切な練習で高得点を狙えます。
過去問を活用した速読トレーニングまずは正確に読むことから
最初は時間を気にせず、文脈を理解することに集中しましょう。単語や構文がわからない部分は飛ばさず、解説を読んで「なぜそうなるのか」を確認します。
徐々にスピードを意識
内容理解に慣れてきたら、時間を測りながら練習を進めます。過去問題集を1日1問ペースで解くと、試験までに十分な速読力が鍛えられます。
僕も最初は長文を読むのに時間がかかりすぎて、試験時間が足りなくなることが多々ありました。でも、過去問を使った速読トレーニングを続けることで、次第に長文をスムーズに読めるようになりました。
長文の内容一致選択問題:読解力と効率的な解き方
長文の内容一致問題は、リーディングセクションの中で最も時間がかかる部分です。ただ、少しコツをつかむだけでぐっと解きやすくなります。
一段落ずつ問題を解く戦略英検準1級の長文問題では、1段落に1問が対応していることが多いです。これを活用して、以下のステップで進めましょう。
段落ごとに設問を確認しながら読む。
「この段落の内容は設問Xに関連している」と意識すると、効率がアップします。
対応部分だけを丁寧に読む。
必要な情報を得るために、すべてを読む必要はありません。関連部分を重点的に読むことで、時間を節約できます。
英文法が怪しいならスタサプENGLISHを活用
もし文法が弱いと感じている場合は、まず基礎を固めることをおすすめします。
僕自身、大学入学当時はTOEICで460点しか取れませんでしたが、スタディサプリENGLISHの文法講座を活用して基礎力を鍛え直しました。
文法が強いとこんなに変わる!正答率が向上する: 文法がしっかりしていれば、曖昧な選択肢を正確に絞り込む力がつきます。
他の試験にも役立つ: 英検だけでなく、TOEICや他の英語試験にも応用できるので一石二鳥です。
セクション別攻略法:ライティング
ライティングでは、文章構成力が試されますが、事前にテンプレートを用意しておくことで、試験中に迷う時間を大幅に削減できます。
以下は僕が実際に使っていたテンプレートです。簡単な構造ですが、これでほとんどのトピックに対応できます。
英作文のテンプレートI believe that 〜.
This opinion is based on the following reasons: 〜.
First, By doing, For instance, Because of this
Second, This means that, Although
For the reasons mentioned above, I strongly support 〜.
また、英検準1級のライティングでは、与えられたポイントに沿って論理的に書くことが求められます。以下のポイントは試験で頻出のテーマですので、これらを使って事前に練習しておくと良いです。
よく出やすいポイント例Safety(安全性)
Health(健康)
Technology(技術)
The environment(環境)
これらのトピックを使いながら作文を練習することで、試験本番でもスムーズに書けるようになります。具体的には、一つのトピックに対して理由を2つ挙げ、それを論理的に展開する練習を繰り返すのがおすすめです。
ライティング対策におすすめの教材ライティング対策には、『最短合格!英検準1級英作文問題完全制覇』を強くおすすめします。この本には実際の試験で使える例文が豊富に掲載されており、僕自身もこれを参考にして例文を暗記&アレンジして試験に挑みました。
セクション別攻略法:リスニング
リスニング力を伸ばすには、とにかく耳を慣らすことが大事です。
ただし、無理に詰め込みすぎると挫折するので、僕は『楽しく継続する』をモットーにしていました。
リスニングでおすすめの勉強法過去問を活用した実践練習
過去問の音声を使い、1.5倍速で聞く練習を取り入れました。本番では音声が遅く感じられるため、リスニングへの自信がつきます。
楽しむための学習
勉強ばかりだと疲れるので、Netflixで好きな映画やドラマを観る時間を作ることも大切です。
僕の場合、『プラダを着た悪魔』を20回以上見て、リスニング力だけでなく、発音や自然な表現も学んでいましたね。
時間配分:各セクションにかけるべき理想的な時間
英検準1級の一次試験は時間との勝負です。効率よく時間を使うためには、事前に時間配分を決めておくことが意外と重要です。
理想的な時間配分語彙問題 :10分
長文穴埋問題 :20分
長文内容問題 :20分
ライティング :30分
見直し:5分
リスニング先読み:5分
英検準1級二次試験の勉強法
英検準1級には、筆記試験の「一次試験」に加え、面接形式の「二次試験」があります。
この面接形式のスピーキングテストでは、リスニング力やスピーキング力だけでなく、論理的に話を展開する力も試されます。
ここでは、僕が実践した二次試験対策の具体的な方法をお伝えしますね。
英検準1級の二次試験はどんな試験?
英検準1級の二次試験では、入室時に渡されるカードに描かれた4コマのイラストをもとに、面接官との対話を行います。
以下が試験の流れです。
(1) 4コマのイラストを描写(2分間)
イラストに描かれた場面を順番に説明します。「誰が、何をして、どうなったのか」を具体的に述べることがポイントです。
(2) イラストに関連した質問に答える
描写内容に関する確認質問がされます。「I would be thinking~」という形で解答します。
(3) カードのトピックに関連した質問に答える
イラストのテーマに基づく少し抽象的な質問が出されます。
(4) より社会性のある質問に答える
イラストのテーマから少し広がった、社会問題や一般的なトピックに関する質問です。
英検準1級の二次試験には、1ヶ月ほどの準備期間を確保したいところです。一次試験が終わったら、結果を待つ間にすぐ対策を始めるのがおすすめです。
スピーキング対策におすすめの勉強法「誰が、何をして、どうなったか」を意識
まずは過去問や予想問題のイラストを使い、シンプルな文章で状況を説明する練習をしました。初めは「主語」「動詞」「目的語」を意識して短い文章を作り、それを徐々に膨らませるようにしました。
面接官が見ているポイント
面接官は「完璧な答え」ではなく、あなたの積極性とコミュニケーション能力を見ています。どんな場面でもあきらめず、自分の意見を伝える努力をすれば、合格に近づけるはずですd(˙꒳˙* )
二次試験対策におすすめのオンライン英会話2選
英検準1級の二次試験対策において、オンライン英会話は非常に効果的なツールです。
特に、以下の2つのサービスはスピーキング力を鍛えるのにおすすめとなっています。
ネイティブキャンプ:とにかくたくさん話したい人におすすめ
ネイティブキャンプは、予約不要・回数無制限でレッスンを受けられるオンライン英会話サービスです。
特に、24時間365日いつでも好きなタイミングで練習できるため、忙しい大学生や社会人にもぴったり。
ネイティブキャンプの特徴とメリットレッスン無制限:1日何回でも受講可能なので、スピーキング力を伸ばせる。
予約不要:思い立ったときにすぐレッスンが受けられる手軽さが魅力。
7日間の無料体験:まずはお試しで始められるので、初心者でも安心。
初心者~上級者まで対応:自分のレベルに合ったレッスンが可能。
試験形式のスピーキング練習を重点的に行い、さまざまなトピックについて話す練習をするのがおすすめです。
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マナリンクは、英検準1級対策に特化したマンツーマンレッスンが利用できるオンライン指導サービスです。
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マナリンクの特徴とメリット英検専門の講師陣:試験形式や採点基準を熟知しているため、的確なアドバイスが受けられる。
レッスンが豊富:4コマイラストの描写や質問応答など、試験形式に合わせた練習の依頼が可能。
無料体験レッスン:講師との相性を確かめてから始められるので安心。
実際の試験形式を再現したレッスンで、本番を想定した練習を積むのがおすすめです。また、会話を添削してもらい、自分では気づけない改善点を把握するのも効果的だと思います。
>>英検準1級スピーキング対策ならマナリンク!無料体験レッスンを今すぐチェックどちらのサービスを選ぶべきか?
時間を気にせずたくさん練習したい人
ネイティブキャンプが最適。英語に慣れる量を重視したい方におすすめです。
試験形式に特化した指導を受けたい人
マナリンクがおすすめ。ピンポイントで苦手を克服したい方に向いています。
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英検準1級でよくある質問5選
質問①:勉強時間はどれくらい必要?
人それぞれですが、ゼロから始める場合は2,000~2,500時間ほどの学習が必要と言われています。
特に語彙力が重要で、準1級で必要な単語数は約7,500〜9,000語。英検2級(5,000〜6,000語)からさらに3,000語の上乗せが求められるので、語彙力強化には時間を割く必要があります。
質問②:スピーキング対策は独学でも可能?
独学でも可能ですが、発音や話し方に癖がつくリスクがあります。
そのため、誰かに添削やフィードバックをもらうのがおすすめです。たとえば、録音して自分で確認する方法や、オンライン英会話で実践練習を積む方法があります。僕も独学だけでは限界を感じたので、オンライン英会話を活用しました。
質問③:一次試験と二次試験、どちらが難しい?
僕個人の感想では、一次試験の方が難しかったです。
一次試験の合格率は約15%、二次試験の合格率は約80%と言われています。ただし、二次試験も対策をしなければ合格は難しいので、しっかり準備することが大切です。
質問④:英検準1級におすすめの参考書は?
僕が使って良かったと感じたのは、以下の参考書ですね。
おすすめの参考書3選「パス単 準1級」:単語対策の鉄板。例文も活用すると効果的です。
「最短合格!英検準1級英作文完全制覇」:ライティング対策に最適。
「英検準1級 過去問集」:試験形式に慣れるために必須。時間配分の練習に。
質問⑤:英検準1級とTOEIC、どちらを受けるべき?
就活を重視するならTOEICがおすすめです。
TOEICはビジネス英語が中心で、企業でも広く評価されています。一方で、英検準1級はライティングやスピーキングを含むため、実践的な総合力を証明するには適しています。
まとめ:英検準1級の対策はこれでOK
英検準1級は、あなたの可能性を大きく広げる資格です。この試験を通じて、英語力だけでなく、物事を論理的に考える力や表現力も身につけることができます。
この記事でご紹介した対策方法をぜひ実践してみてください。正しい努力を積み重ねれば、必ず合格への道が見えてくるはずです。
では今回は以上です。
ありがとうございました!