このような疑問を解決します。
記事の内容・HSK5級のレベル
・HSK5級合格までの勉強法
・HSK5級合格のメリット3つ
・HSK5級のよくある質問3選
・元々中国語検定3級レベル
・約半年の勉強を経てHSK5級に合格
この記事を書いている僕は現役の大学生です。元々中国語検定3級を約8割で合格した後、半年の勉強を経てHSK5級に合格しました。
まず結論として、HSK5級は中国語検定3級 or HSK4級を持っていれば、半年以内で合格を目指せます。
この記事はこんな方におすすめ
- 最短で合格する勉強法を知りたい
- 試験の攻略法について知りたい
- 大学や仕事のためHSK5級が必要
本記事では、HSK5級の具体的なレベル、どうやったら効率的に勉強できるのか、について詳しく解説します。
大学の単位認定や留学、仕事に使える『HSK5級』を取得する際の参考にしてください。
ではいきましょうd(˙꒳˙* )
HSK5級のレベル
HSK5級は、中国語学習者にとって上級レベルに位置付けられる試験であり、日常会話からビジネスまで幅広い場面での中国語運用能力が評価されます。
この試験に挑むには、試験の概要や求められる能力をしっかりと理解し、目標に合わせた学習計画を立てることが重要です。
HSKとは何か?
HSK(汉语水平考试)は、中国政府公認の国際的な中国語能力試験です。
それぞれの級は、学習者が中国語でどの程度コミュニケーションできるかを測るための基準となっています。
HSK5級に求められる能力
HSK5級のレベルは、公式サイトによると、「中国語の新聞や雑誌が読めるだけでなく、中国の映画やテレビも観賞でき、さらに、中国語でスピーチすることができること」と記載されています。
HSK5級のレベル感中国語の新聞や映画をある程度理解可能
HSK5級の難易度と合格率
HSK5級の合格率は公式には公表されていませんが、一般的には20%~30%程度と推測されています。
参考までに、他の級の合格率は以下になります。
HSKの級別合格率HSK2級:90~95%の受験者が合格。
HSK3級:70~80%程度の合格率。
HSK4級:50~60%の合格率。
HSK6級:最難関で10~20%の合格率。
HSK5級合格に必要な勉強時間
HSK5級を目指すために必要な学習時間は、個々の学習背景や方法によって異なりますが、ゼロから始める場合は約800~1,000時間が目安です。
一方、中国語検定3級レベルの基礎知識がある場合、300時間ほどの学習で合格可能と感じられる人もいます。
たとえば、以下のような学習スケジュールですね。
ゼロから1年半~2年で合格を目指す場合平日:毎日1時間勉強。
週末:土日にそれぞれ3時間の学習。
→このペースだと、約1年半から2年で合格レベルに達することができます。
この過程で役立った勉強法や教材については、次のセクションでご紹介しますね。
HSK5級合格までの勉強法
HSK5級を取得するために効率的な勉強の進め方についてご紹介します。
僕がHSK5級に合格するまでに取り組んだ勉強法は、大きく3つです。
合格までにしたことは3つYouTubeで知らない単語をメモする
試験1ヶ月前から過去問を徹底的に解く
なお、これまで中国語を学んだことがない方には、まず中国語検定3級の取得を目指すことをおすすめします。
基礎力をしっかりと固めた上でHSK5級に挑戦することで、効率的に合格を目指せます。
詳しくは、以下の記事で中検3級の取得方法について解説しています。
>>【いきなり3級OK】中検3級は2ヶ月で合格できる!合格するまでの勉強法すべて公開
①:新HSK5級の単語帳を毎日聞く
HSK5級に合格するには、約2,500語の単語を覚える必要があるとされています。
単語の習得は中国語学習の基盤となるため、早い段階で取り組むことで、後の学習が格段にスムーズになります。
ここで使ったのが、楽しく学べることで有名な『合格奪取! 新HSK5級単語トレーニングブック』という単語帳。
この単語帳を選んだ理由は、内容の充実さと使いやすさにあります。
特に音声がリズミカルで聞き取りやすく、楽しく覚えられる点が魅力でした。
僕は毎日2時間ほど通学中や寝る前など、耳から中国語に慣れるよう心がけた結果、自然と単語が頭に入り、リスニング力も向上しましたね。
特に「楽しく覚えたい」「苦手単語を克服したい」という方には、この単語帳がおすすめです。
②:YouTubeで知らない単語をメモする
僕は市販の単語帳に加えて、なかなか覚えられない単語や、YouTubeやドラマで見かけた単語を自作の単語帳にまとめていました。
この方法で学習することで、自分にとって特に重要な単語や頻出単語を効率よく復習できるのでおすすめです。
実際の自作単語帳このように、「進んでいる感じ」を覚えることで、モチベーションが維持しやすくなり、試験直前の復習にも役立ちました。
ただし、自作単語帳には一つデメリットがあります。
それは、音声を聞けないという点ですね。
特に四声がまだ完全に身についていない場合、誤った発音で覚えてしまうリスクがあるので注意が必要です。
使用したノートはこちらコンパクトで持ち運びしやすいサイズ感が魅力。
電車やちょっとした空き時間にパラパラとめくるのに最適でした。
③:試験1ヶ月前から過去問を徹底的に解く
試験1ヶ月前になったら、過去問を使った実践的な対策に取り組むことを強くおすすめします。
僕は以下の公式過去問集を使用しました。
使用教材:中国語検定HSK公式過去問集5級この過去問集はHSK公式が提供しているもので、実際の試験に近い形式や問題内容が収録されています。
HSK5級で合格を目指す上で、ライティング対策は非常に重要です。
普段から中国語で文章を書く機会が少ないと、本番でスムーズに書けないことが多いため、試験1ヶ月前から過去問を使って練習を始めることをおすすめします。
以上が、僕が『HSK5級』に半年で合格するまでに行った3つの勉強法です。
市販の単語帳、自作単語帳、そして過去問対策を組み合わせることで、効率よく学習を進めることができます。
これらを着実に実践すれば、必ず合格圏内に到達できるはずです。ぜひこの勉強法を参考にして、HSK5級合格を目指してくださいd(˙꒳˙* )
HSK5級合格のメリット3つ
HSK5級に合格することで得られるメリットは、学習の達成感だけに留まりません。
中国語を実践的に活用できる力を証明するこの資格は、日常生活やビジネスの場面でも強力な武器となります。
以下で、特に注目すべき3つのメリットを紹介しますね。
①:就職や転職活動で有利に働く
HSK5級は、ビジネスの場面で活用できる中国語能力を持つ証明として、多くの企業で評価されます。
たとえば、以下のような場面で役立つことが期待できます。
HSK5級が役立つ場面外資系企業など、グローバルな職場での強みになる。
他の応募者との差別化ができ、キャリアの幅が広がる。
僕自身、TOEIC785点とHSK5級を取得したことで、就職活動の際に「可能性の幅が広がった」と感じます。
英語ができる人材は非常に多いですが、中国語もできるとなると希少性が増し、他の応募者との差別化が図れると実感しています。
>>【英語初心者必見】ゼロから英検準1級&TOEIC785点を目指した僕の学習法
②:中国語の実用的な運用能力が身につく
HSK5級の合格には、約2,500語の語彙や日常会話だけでなく、新聞や雑誌、テレビ番組の内容を理解する能力が求められます。
そのため、次のようなスキルが身につきますよ。
HSK5級の能力リーディング能力の向上:情報をスムーズに読み取れる。
リスニング力の向上:中国語のドラマや映画を楽しめる。
もちろん、資格を取得しただけでこれらのスキルを完全にマスターできるわけではありませんが、学習を通じて確実にレベルアップが見込めます。
③:中国語力の証明として信頼される
HSKは、中国語能力を客観的に証明する資格として、世界中で認知されています。
そのため、最上級クラスのHSK5級があれば、自分の中国語力を具体的な数字や評価として示すことができます。
以上のように、HSK5級に合格することで得られるメリットは、キャリアアップから日常生活の利便性、さらには学びのモチベーション向上まで多岐にわたります。
ぜひHSK5級合格に向けて勉強する際の、モチベーションにしてください。
HSK5級試験当日の持ち物
受験票
筆記用具
腕時計or置き時計
受験票、筆記用具、腕時計は公式サイトにも書いてあるものです。
後は、任意ですが以下の2つもあるとよいかと。
HSK5級あると良いもの2つチョコレート
マーカー専用ペン
ここで一押しなのが、『マーカー専用のペン』ですね。
HSKでは中国語検定と同様、全設問マーク式を採用しています。
そこで、マーカー専用のペンを使うことで、特にリスニングの圧倒的な時間短縮に繋がります。
HSK5級のよくある質問3選
①:HSK5級の合格ラインは何点?
HSK5級は300点満点中、合格ラインは180点です。
試験はリスニング・読解・作文の3セクションに分かれており、それぞれで特定の点数を取る必要はなく、総合点で180点以上を取れば合格となります。
②:勉強で挫折しないためのコツは?
HSK5級は難易度が高いため、モチベーションを維持することが重要です。
なお、学習アプリ(Study Plus等)を使って進捗を記録するのがおすすめです。
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③:HSK5級の後は何を目指せばいい?
HSK6級に挑戦するHSK5級に合格した後は、次にHSK6級を目指すのが自然なステップです。
最高レベルの試験で、新聞や学術的な文章を読み解き、即興で文章を作成する能力が問われます。
中国語検定2級を目指す国内で評価されやすい資格を目指すなら、中国語検定2級がおすすめです。
中検はリスニングだけでなく翻訳問題も含まれるため、日本語を基盤に学習を進めたい方に適しています。
または、資格にとらわれず、実践的な会話力を目指すのも良い選択肢ですね。
オンラインレッスンや言語交換を通じて、日常会話での自信をつけることもおすすめです。
まとめ:HSK5級合格のカギは『継続』
最後までご覧いただきありがとうございましたm(_ _)m
本記事では、HSK5級に半年で合格するための具体的な勉強法やノウハウをすべてご紹介しました。
HSK5級は決して簡単な試験ではありませんが、今回ご紹介した方法を「継続」して実践することで、必ず合格に近づけるはずです。
特に、以下のポイントを意識して学習を進めてみてください。
HSK5級学習のポイントまとめライティングの対策を早めに始めること
自分に合ったペースで無理せず続けること
HSK5級の合格は、あなたの努力の証明であり、新しい可能性を切り拓く第一歩となります。
ぜひこの勉強法を活用して、合格を掴み取ってください!応援しています。
では今回は以上です。
ありがとうございました!