このような疑問にお答えします。
記事の内容・国民年金の放置がNGな理由
・学生納付特例制度の仕組みとは?
・知らないと損する国民年金の注意点
・学生納付特例の具体的な手続き方法
この記事を書いている僕は現役の大学生です。先日20歳を迎え、年金の紙が送られてきたため適切に対処しました。
「大学生になって20歳を迎えたけど、国民年金ってどうすればいいの?」
この記事は、そういった方に向けて書きました。
この記事では、大学生であれば、誰もが経験するであろう『国民年金』の注意点や対処法について解説します。
国民年金を放置するとどうなるのか、学生が活用できる便利な制度、そして具体的な手続き方法までスッキリ解決できます!
放置すると大変なことになるので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
ではいきましょうd(˙꒳˙* )
国民年金の放置がNGな理由
理由①:障害の支援を受けられなくなる
結論として、大学生が国民年金の支払いを放置すると、「病気や怪我で障害が残った時に支援を受けられなくなる」という大きなリスクがあります。
国民年金を払うことで自動的に加入する「障害基礎年金」は、もしもの時に生活を支える大切な制度です。
障害基礎年金とは?病気やケガが原因で一定以上の障害が残った場合に給付される年金です。
※国民年金をきちんと納付していることが受給の条件となります。
たとえば、重い病気や大きな事故で働けなくなった場合、この年金があれば経済的な支援を受けられるのです。
理由②:20歳になったら納付は義務
国民年金は、日本に住む全ての20歳以上60歳未満の人が加入し、納付する義務があります。
これは「法律で定められている義務」なので、例外はありません。
ただし、大学生にとって月額16,000円以上(2024年度基準)の保険料を払うのは簡単ではありませんよね。
そのため、次のような制度を使うことでこの問題を解決できます。
学生納付特例制度の仕組みとは?
学生納付特例制度は、20歳以上の学生が国民年金を「今すぐに支払うのが難しい場合」に活用できる、とても便利な制度です。
特に、大学生や専門学校生など、収入が少ない学生のために設けられた仕組みで、国民年金の支払いを一時的に猶予してもらうことができます。
その①:学生納付特例制度とは
学生納付特例制度を一言で表すと、「学生の間、国民年金の保険料を後で支払える制度」ですね。
「でも、猶予ってことは未納扱いになるんじゃないの?」と思うかもしれませんが、安心してください。
この制度を活用することで、未納にはならず、将来の年金受給資格も守られる仕組みになっています
対象者と適応期間対象:大学、短大、高専、専修学校、各種学校などに通う学生。
期間:制度を申請して承認されると、その年度(4月〜翌年3月)分の保険料が猶予されます。
その②:この制度が役立つシーン
大学生にとって、月16,000円以上(2024年度基準)の保険料は、決して軽い負担ではありません。
特にアルバイトで生活費や学費をまかなっている学生にとっては、国民年金の支払いが大きな経済的プレッシャーになることがあります。
たとえば、以下のようなケースで役立ちますね。
役立つ具体例仕送りが少ない、またはゼロの場合
アルバイトの収入が限られている場合
知らないと損する国民年金の注意点
学生納付特例制度は便利ですが、いくつか注意点を押さえておかないと損をする可能性があります。
注意点①:保険料を追納しないと将来の受取額が減る
学生納付特例の承認を受けた期間は、保険料の納付が猶予されます。
ただし、猶予期間中に支払わなかった分を追納しないままにしておくと、将来受け取れる年金額が減ってしまいます。
追納とは?猶予された保険料を後からさかのぼって支払うこと。
追納は、10年以内であれば可能ですが、早めに納める方が利息がかからずお得です。
注意点②:未申請のまま放置すると「未納扱い」に
学生納付特例制度は、申請をしなければ猶予が適用されません。
そのため、申請せずに保険料を支払わないまま放置していると「未納扱い」となり、年金受給資格が危うくなります。
学生納付特例の具体的な手続き方法
学生納付特例制度の申請手続きは意外とシンプルです。以下の手順で進めれば1時間もかからず完了します。
手続き①:必要な書類を準備する
学生納付特例の申請には、国民年金加入のお知らせに同封されている『学生納付特例申込書』と在学期間がわかる学生証のコピーなどの提出が必要です。
申請に必要な書類学生納付特例申込書
国民年金加入のお知らせに同封されています。
学生証のコピー
在学期間を証明できるもの。
手続き②:書類を記入する
申込書に氏名、住所、生年月日、在学情報などを記入します。
難しい項目は特にないので、1時間もかからないと思います。
手続き③:提出して結果を待つ
記入済みの書類を、市区町村役場の窓口または年金事務所に提出します。
郵送での提出も可能なので、忙しい学生でも対応しやすいですね。
申請が承認されると通知が届きます。
まとめ:国民年金は恐れなくて大丈夫
国民年金は20歳から加入が義務ですが、「学生納付特例制度」を活用すれば経済的な負担を大幅に軽減できます。
この記事でのポイントは以下の通り。
国民年金のポイントは3つ学生納付特例制度を活用して、今の支払いを猶予。
将来のために、必要に応じて追納を検討しておく。
今回は以上です。ありがとうございました!