このような疑問を解決します。
記事の内容・なぜ大学生が羨ましいのか?
・大学生の現実:自由の裏にある課題
・高卒と大卒で働くことの強みと違い
・手持ちのカードで勝つしかないです
僕は現在、私立大学に通っています。正直にいえば、親の経済力に支えられてここまで来ることができました。ただし、その立場だからこそ感じるプレッシャーや日々の努力があります。
SNSを見て楽しそうなサークル活動や自由な大学生活を送る姿を見て、「大学生が羨ましい」と感じる人も多いでしょう。
特に、経済的な理由で大学に行けなかった場合、その差に苦しさを感じることもあるかもしれません。
同じ歳でありながら、まったく異なる道を歩む人々の違いが、時に心をざわつかせるのは自然なことです。
この記事では、大学生としてのリアルな生活を正直にお伝えしながら、高卒で働くことの強み、そして与えられた環境をどう活かすかについて一緒に考えていきたいと思います。
大学生である僕の視点を通して、新たな気づきを得ていただければ幸いです。
前置きはさておきですね。
ではいきましょうd(˙꒳˙* )
なぜ大学生が羨ましいのか?
大学生は自由な時間が多いから
大学生といえば、自由な時間が多く、遊びや学びの両立を楽しんでいる。
そんなイメージを持つ人は多いでしょう。
特にSNSでは、友達と旅行に行ったり、サークルでの飲み会を楽しむ様子など、キラキラした部分が共有されています。
しかし、現実には、大学生活は自由な時間だけではありません。
現実:大学生のプレッシャー多くの大学生が就職活動や学業の維持、スキル習得など、将来への不安やプレッシャーを抱えながら生活しています。
たとえば、自由な時間をどう使うかで結果が大きく変わります。無計画に過ごせば、その“自由”がむしろデメリットになることもあります。
自由の中での責任をどのように果たすかが、大学生活の大きな課題なのです。
親の経済力に違いがあるから
大学生の生活は、親の経済的な支援が大きく関わっている場合が多いです。
特に私立大学では、4年間で400万円以上の学費が必要になることもあり、学費や生活費を親に依存している学生がほとんどです。
そのため、『親の経済力があるからこそ大学生活を送れる』という現実に対して、羨ましいと感じるのは自然なことです。
経済的な理由で進学を諦めざるを得なかった人にとって、この差は特に大きく感じられると思います。
大学生が羨ましいと感じる理由の一つに、こうした親の経済的な支援があることが挙げられます。
大学生の現実:自由の裏にある課題
とはいえ、大学生活は楽しいだけではなく、将来へのプレッシャーも大きいです。
特に、名前の知られた大学に通う学生ほど、『せっかくこの大学に入ったのだから、良い企業に就職しなければ』という期待や不安を抱えています。
さらに、就職活動に向けた準備、成績維持、インターンシップ参加、スキルアップのための勉強など、自由な時間があるように見えて、将来に向けた努力が必要です。
たとえば、僕自身もこの“自由”をどう使うか悩む中で、以下のような取り組みを続けてきました。
大学3年生の取り組み学内の活動:毎日図書館に通い、年間2,000時間以上の作業を達成。
ゼミ等の課題:教授から高い評価を得る。通算GPAは3.15を維持。
語学学習:英検準1級、TOEIC785点を達成。HSK5級に合格。
学外の活動:ブログを通じて学びを発信し、年間15万PVを達成。
ここでお伝えしたいのは、「大学生みんなが遊んでいるわけではない」ということです。
もちろん、遊んでばかりいる人もいますが、そういった人たちは就職活動の場面で話すことが何もなくなり、厳しい現実に直面します。
この記事を読んでいるあなたの周りに、遊んでばかりいる大学生がいるなら、彼らは将来的に苦労する可能性が高いのではないでしょうか。
実際、大企業に就職できるのは、僕が通っている関関同立でも3割程度。
競争が激しい現実は、学歴だけで簡単に乗り越えられるものではありません。
高卒で働くことの強み
僕自身、高卒で社会人をやっている友達がいますが、その姿には本当に尊敬の念を抱いています。
高校を卒業してすぐに自分でお金を稼ぎ、生活していくというのは、並大抵の努力ではできないことです。
その責任感や行動力は、高卒で働く人ならではの強みだと感じます。
そこで、高卒で働くことの強みを僕なりに考えてみました。
若いうちから実務経験を積める
高卒で働く最大の強みは、大学生よりも早く社会経験を積める点です。
たとえば、20代前半から実務を通じて身につけたスキルや責任感は、将来的にキャリア形成において大きなアドバンテージになることがあります。
大学卒業後に新卒として社会に出る大学生よりも、早い段階で実践的な能力を磨けるのは大きな魅力です。
経済的な自立と実践力が付く
大学生が学費や生活費を親に頼ることが多い一方で、高卒で働く人は自分の力で生活を支える経験を積んでいます。
この自立した生活は、経済的な負担は大きいかもしれませんが、大きな自信と実践力を得られる機会でもあると思います。
たとえば、『人生で大切なことはみんなマクドナルドで教わった』という本の著者、鴨頭嘉人さんも高卒から働いて成功した一人です。
彼は高校を卒業後にマクドナルドで働き始め、その経験を通じてリーダーシップや人生の教訓を学び、現在は多くの人に影響を与える講演家として活躍しています。
大卒で働くことの強み
僕自身、大学生として、大卒の持つ強みについて考えることがあります。
学歴の有無にかかわらず、それぞれの立場に強みや可能性があると信じています。
その上で、大卒で働くことの主な強みを挙げてみますね。
学歴が評価されやすい
大学卒業は、特に就職活動や初期のキャリア形成において大きな武器となります。
MARCHや早慶などの有名大学に通っているだけで、『優秀そうだ』と見られることも少なくありません。
この評価があることで、スタート地点での有利さを感じられるのは事実です。
ただし、大学で学んだことを活かし、実績を積み重ねなければ、その学歴の価値は時間とともに薄れていきます。
学歴だけでなく、個人としての力を磨くことが一番大切だと思います。
生涯年収が比較的高い
厚生労働省の調査によれば、大卒者の生涯年収は平均で約2億6,190万円、高卒者は約2億500万円とされています。
この約6,000万円の差は、大学進学の大きな経済的メリットです。
しかし、大学生だからといって全員がこの差を享受できるわけではありません。
大卒と高卒の平均年収の差は、あくまで平均値であり、この数字には一部の高収入層が大きく影響を与えています。
たとえば、「東大」や「早慶」といった難関大学を卒業した人たちが平均を引き上げている一方で、いわゆる「Fランク大学」に通う学生の中には、実際には高卒者とあまり変わらない収入で働いているケースもあります。
自由な時間と自己投資
大学生活は自由な時間が多いため、それを使って自己投資ができる点も強みです。
資格の取得、語学の習得、留学など、将来に向けたスキルを身につける機会に恵まれています。
ただし、この時間を使って資格を取得したり、語学を学んだりする学生もいれば、何もせずに過ごしてしまう人もいます。
結果的に、この自由な時間をどう活用するかで、将来の選択肢に大きな違いが生まれます。
大学生は時間が多い分、自己責任も大きいというのが現実ですね。
手持ちのカードで勝つしかないです
人生のスタート地点や選択肢は人それぞれ異なります。
経済的な事情や家庭環境で大学進学を諦めた人が、「自分は不利だ」と感じることもあるでしょう。
しかし、大切なのは、与えられた環境の中で自分なりの強みを見つけ、それを活かしていくことです。
これは簡単なことではありませんが、その中で努力を積み重ねた先には、必ず結果がついてくると信じています。
大学に行けなかった理由を肯定する
大学に行けなかった理由が経済的なものであったとしても、それを人生の“欠点”と考える必要はありません。
むしろ、早くから社会に出たからこそ得られる経験や学びがあるはずです。
たとえば、社会人として働く中で、他人に頼らず自分でお金を稼ぎ、責任を持つ生活をしている方は多いでしょう。
このような経験を積むことで、大学生がまだ学んでいる間に、実務的なスキルやリーダーシップを身につけられるのは大きな強みですよ。
大事なのは、環境の違いをハンデと感じるのではなく、『今の環境だからこそ得られるもの』を意識することです。
どんな選択肢を取ったとしても、それを活かす努力が自分の成長につながると思います。
周囲と比較せず、自分の価値を見つける
SNSや周囲の話を聞いて、自分と大学生を比較してしまうことは避けられないかもしれません。
大学生が楽しそうにサークル活動や旅行をしている姿を見て、『自分にはそんな時間や自由がない』と思う瞬間もあるでしょう。
ちなみに僕自身は、SNSを一切やっていません。
大学1年生のときにインスタやツイッター(現:X)を消しました。
この決断をしてから、比較に囚われず、自分のやるべきことに集中できるようになりましたね。
周囲との比較に囚われるのではなく、自分が何を得ているのか、そして将来どう活かしていくのかを考えることが重要です。
奨学金という選択肢もある
もし、大学進学を本当に諦めたくないという気持ちがあるなら、奨学金を活用するという選択肢も考えてみてください。
特に、最近では日本学生支援機構(JASSO)や地方自治体、企業が提供する奨学金制度が充実しており、経済的な理由で進学を諦めてしまう必要がないケースも増えています。
奨学金の種類給付型奨学金(返済不要):成績や家庭の経済状況に応じる。返済義務なし。
貸与型奨学金(返済必要):無利子または有利子。卒業後に返済が必要。
実際に、僕自身もJASSOの給付型奨学金を受給して大学に通っています。
この制度のおかげで、経済的な不安を軽減しながら学ぶことができています。
だからこそ、同じように進学を目指す人にも、この選択肢を検討してほしいと思います。
奨学金について詳しく知りたい方は、以前にまとめた記事をご覧ください。
関連記事【4年間で最大640万円】JASSO給付型奨学金について徹底解説!受給条件や廃止の基準など
まとめ:羨望を力に変える方法
どんな環境にいるかは人それぞれ異なりますが、大切なのは「今の自分が置かれている場所でどう努力するか」ということです。
大学生であれ、高卒社会人であれ、どちらにも独自の強みと可能性があります。
大学生には、自由な時間を使って自己投資をするチャンスがあり、その時間を有効に使うことで将来の選択肢を広げることができます。
一方で、高卒社会人は早い段階から実務経験を積み、責任感や実践的なスキルを身につけられる強みを持っています。
ただ、どの道を選んでも、未来を切り開くためには地道な努力が必要です。
学歴があるからといってそれだけで成功が保証されるわけではありません。
では今回は以上です。
ありがとうございました。